「美作 阿部知二を知る会」第一回勉強会のご案内
青葉かおるころとなりましたが、会員並びに有志の皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
また、平素は格別のご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、下記の通り第一回の勉強会を開催いたしますので公私何かとご繁忙の事とは存じますが万障お繰り合わせの上ご出席賜りますようお願いいたします。
記
日 時 平成12年5月13日(土) 1:30〜3:00
場 所 パティオ221(大会議室)・・・美作町入田 会費無料
講 師 森本 穫先生
(賢明女子学院短期大学教授、「阿部知二−原郷への旅」の著者)
テーマ 「阿部知二の短歌・・・美作と歌碑をめぐって・・・」
要 旨
阿部知二の文学活動は、短歌から始まったといっても過言ではない。名古屋の八高時代に「歌稿」手帳に書き付けた168首におよぶ短歌は、知二の文学の原点を語っている。
昨年、美作町中山の生誕地に建立された歌碑の短歌「美作(ふるさと)の山は見えずや雲幾重 山幾重なる空の彼方に」は、その手帳に書き留められた最初期に属するものである。
また、知二の短歌に最も濃い影響を与えた、兄・公平の夭逝を悼んで読んだ挽歌10首は、知二短歌の頂点を示しているといえるだろう。
(公平の魂は、生誕地・歌碑のすぐ裏手の墓地に眠っている。)
知二の短歌の数々と、知二に影響を与えた、父良平、兄公平、それに阿部家代々の人々の残した短歌や俳句の数々を、皆さんと一緒に味読したい。
* 駐車場が手狭ですから出来るだけ乗り合わせてお越し下さい。
「美作 阿部知二を知る会」
会長 中尾 章